ARTCOURT Gallery

Exhibitions

アラン・チャン:i E y e – a i

2013.10.26[sat] – 11.22 [fri] 11:00~19:00(土曜日は〜17:00) ※日・月・祝 休廊

アラン・チャンは70年代よりデザインの領域で幅広く活動を続け、世界を舞台に活躍するデザイナーです。
 本展では、iPhoneで撮影したイメージを使ったアート・ワークのシリーズ《iEye-ai》を、日本で初めてご紹介します。

 アラン・チャンは、「北京、上海、東京、ミラノなどの都市を訪れた際に目に留まった美しい構図や風景をiPhoneで撮影し、後に写真をグラフ
ィックで反復させ図形を構成していくうちに、新たな発見があった」と話します。 制作過程で彼は、iPhoneのカメラ機能で切り取られた都市風
景や自然の中に、スナップショットの段階では見えなかった視覚的構造や文脈、さらには新しい視覚効果を見い出していきます。iPhoneに
Eye(目)とai(愛)を組合せ、 《iEye-ai》と名付けたこのシリーズは、北京のNew Age Gallery や、ミラノのファッションブランドAnteprimaの
ショールームなどで展示され、アーティストとしてのアラン・チャンを印象付けました。
私たちのコミュニケーションの手段に変化をもたらしたiPhoneについて、彼は「現代の生活と文化において、iPhoneのフレームはコカコーラ
の瓶と同じくらいアイコニックな存在だと思う。iPhoneのフレームごとヴィジュアルとして使ったこの作品は、自分が撮影した写真を見る瞬間の
シチュエーションを再現し、また iPhoneへのオマージュでもある」と語っています。
 美術評論家のYao Xiaoyanは《iEye-ai》について「写真、携帯電話、幾何学の図形.. そのどれでもなく、それら全てでもある」と指摘します。
窓越しに見る儚い光の戯れや、都市の歴史を伝える建造物や落書きなどのイメージが、日記のように連なっています。 写真、デザイン、ドキュメ
ンタリー、物語... 本展は、これらの境界を越え、《iEye-ai》の万華鏡のような二次元のイメージが、グラフィカルに立ち上がり交差し、ひとつの
空間を構成する、フォトグラフィック・インスタレーションとも言えるでしょう。
 日本初のアラン・チャンによるアートワークの展覧会となる本展では、桜の季節に京都で撮影された新作の映像作品《暖簾(Noren)》を含
む、約50点の写真と映像作品をご紹介します。 香港を代表するデザイナー アラン・チャンの新境地を、是非ご高覧下さい。

関連イベント

  • 10.26 [sat] 15:00 - 16:00
    オープニングイベント
    対談: 室賀清徳(雑誌『アイデア』編集長) × アラン・チャン
    *要予約、お申込はEメールまたはお電話にて
  • 10.26 [sat] 16:00 - 17:00
    レセプション

主催

  • アートコートギャラリー

協力

  • Gallery 27/Alan Chan Design Company
  • OOO Projects

出展作家

アラン・チャン