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水野勝規 新作展 「フィールド・モーション -Field Motion-」

2009年10月9日[金]〜10月24日[土] 開廊時間:11:00〜19:00(土曜日は〜17:00) [日・月 休廊]
◆アーティスト・トーク&レセプション 10月10日[土] 15:00〜
◎プレスリリース、作家プロフィール>>

左から《garden》2009年(新作), 《heron》2008年, 《silent city》2007年 (c.) Katsunori Mizuno
◆◆◆
音も無く、まるで静止画のような映像世界。空気と触れる緑の風景、水の動きは絶えることなく連続し、ある一場面の情景の数々がゆっくりと浮かび上がる・・・。アートコートギャラリーでは2009年10月9日(金)より、若手美術作家・水野勝規の新作個展を開催します。
身近な場所から広大な自然に至るまで、水野は自らが赴き、目に留まった風景を固定ビデオにおさめ、作品イメージを重ねていきます。近年では、映像世界から「場(field)の動き(motion)」を創出するインスタレーション作品を手掛け、本展では楽園をイメージしたという新作《garden》(仮)を2005年以降の作品とあわせて発表します。
作者の内面を語る比喩やストーリー、あるいは記録とも一線を画し、水野が向かう表現の場と、その動きをどうぞご高覧ください。
「Field Motion」会場風景(撮影:表 恒匡)

個人的嗜好なのだが、然したる変化のない時間、とりたてて言うほどの音もない空間、には魅かれるし、居心地の良さを感じる。特別な出来事や大きい事件のない社会がいいなぁ。そんなふうにもよく思う。
例えば、どこへ出掛けるでもなく過ごす何の変化もない(はずの)時間には、自宅のささやかな庭先の下生えに映る光を目で追い、小さな風や生き物が動く気配や音に耳を澄ましたりする。そんな時間の過ごし方に喜びがある。
水野勝規の映像世界はまさにそういった嗜好にうってつけだ。水田であったり、空であったり、ときには日本人の魂にシンボリックに響くような風景、すなわち雲海を抱く山々や滔々と流れ落ちる滝であったりもする。しかしそれらの映像は静止画像のように、動きらしい動きを見せないことが多い。雲海は眼を凝らして見続けなければ、流れを捉え難く、果たして写真なのか映像なのか。凪の情景もしかり。 そして映像作品だが、敢えて音は無い。無音の作品だ。展示空間の暗がりの中で水野の作品と対峙していると、実際の音は無くても、人間の脳はそこに適宜に音を再生することも可能だ。自分で心地よい環境に再生できる。そんなかたちの一種、インタラクティヴというか観者に委ねられる部分があるのも魅力だ。(アートコートギャラリー 代表 八木光惠)

《monotone》2005年, 2006年 (c.) Katsunori Mizuno

主催:アートコートギャラリー
協賛:三菱地所株式会社、三菱マテリアル株式会社、オー・エー・ピー マネジメント株式会社
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