• ARTCOURT Gallery 画像:0
  • ARTCOURT Gallery 画像:1

Past Exhibitions

アニアス・ワイルダー「Until the End of Time」

2018.05.19 [sat] - 06.23 [sat] 11:00〜19:00(土曜日は17:00まで)日・月休廊
関連イベント
  • 対談
    今村源(美術家)× アニアス・ワイルダー
    司会・進行:清澤暁子(アートエリアB1事業担当)

    05.19 [sat] 14:00〜 ※終了しました。

  • レセプション

    05.19 [sat] 16:00〜17:00 ※終了しました。

  • ともに参加費無料。対談は要予約
    (E-mail: info@artcourtgallery.com または TEL: 06-6354-5444)

本展について

◎展示作品に関するお知らせ

平素よりお世話になり、誠にありがとうございます。
出展作品についてお知らせを申し上げます。

6月18日に大阪北部を中心とする地震が発生いたしました。
本展のメインである約7m高の円筒型作品《Untitled #201》は、上部数段が落下しましたが、ほぼ原形をとどめた状態で維持されておりますので、落下した木片もそのままの状態で、最終日の6月23日(土)まで展示を継続いたします。

但し、地震の影響で作品が崩れやすくなっている恐れがありますため、
安全のため、展示室内への立ち入りはご遠慮いただき、展示室入口からのご鑑賞のみとさせていただきますことを何卒ご了承ください。

また、先にご案内の通り、最終日にキックダウンを予定していたもう一点の展示作品《Untitled #202》は、6月16日に予期せぬ事態により倒壊いたしました。これに伴い、6月23日のクロージングイベント「キックダウン」は中止となりましたが、作品は倒壊後の状態をそのまま展示しております。
当作品についても、安全のため、中庭よりガラス越しにご鑑賞いただく形となりますので、何卒ご了承ください。

両展示作品のご高覧を予定いただいていおりました皆様には、
多大なるご迷惑をお掛けいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。

いずれの作品も、常に非永続性が内在し、消滅・生成の循環を繰り返す
アニアス・ワイルダー作品の表現の象徴的な一面を映し出す状態として、
ご高覧いただけましたら幸いに存じます。

何卒ご理解とご容赦を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

6月19日
アートコートギャラリー

--------------------------------------


  アートコートギャラリーはこの度、アニアス・ワイルダーによる個展「Until the End of Time」を開催いたします。

  アニアス・ワイルダーは1967年、スコットランド、エディンバラに生まれ、1990年代後半より制作・発表活動を行なっています。重力、時間、空間についての独自の考察から生み出されるワイルダーの彫刻的インスタレーションは世界各地で評価され、国際的なキャリアを重ねてきました。
  均一に製材された何千もの木片を、釘や接着剤を一切使用せず、木片の間に働く均衡と摩擦、重力の作用を見極めながら、時間をかけて緻密に積み上げてゆく——。その20年にわたる活動において、ワイルダーは一貫して一定の条件のもと最小限の要素のみを用いて生み出される創造的世界に潜む可能性を追求し、自身の表現を展開しています。
  アートコートギャラリーでの10年ぶりの発表となる本展では、約10度の傾きで立ち上がる高さ7m近い円柱状の作品《Untitled #201》、そして、100年前のユーカリの古材を用いて展示空間を伸びやかに横切るインスタレーション《Untitled #202》を制作・展示し、過ぎゆく時間についての思考を呼び覚ます場の創出を試みます。

  しばしば建築的構造を参照しながら4〜5メートルを超える高さに及ぶワイルダーの作品には、そのモニュメンタルな外観とは裏腹に、常に非永続性が内在します。ほとんどの作品は一瞬にして崩壊しカオスへと帰す可能性を孕んでおり、時には作家自らの一蹴によって解体され、ドミノのように崩れ落ちます。ある一定の時空間にのみ現れるその儚い存在は、樹木が木片へと加工され、作家の手によって根気強く積み上げられ作品となるまでの気の遠くなるような時間の蓄積と鋭い対照を成すかのように、瞬時に消え去り得るのです。そして、積み上げられた木片の一つ一つは、それらが無数の可能性の中からある一つの形へと結実していく時間の一刻一刻を象徴しているかのようのです。

“ 私たちは皆、一瞬一瞬のうちに存在していて、それぞれの瞬間が一層ずつ積み重なり、最後には、その人が生きた時間そのものとなる。その一生の長さ、量、内容には何の保証もなく、そして、それはどのようにも変化し得る。システム内における変動幅と可能性は無限へと開かれているのだ。 ” ——アニアス・ワイルダー

  ワイルダーが作品制作に用いる手法は循環的であり、破壊の後には常に再生が訪れます。それは、一時的な現象を生み出すサイクルを通して、自らの限られた生の時間に内在する無限の可能性から、そのいくつかに形を与えようとする試みに他なりません。作家自身が「開かれたシステム」と呼ぶこうした表現手法はまた、生命の循環を映し出すものとしてとらえることもできるかもしれません。
  本展におけるふたつの作品は、鑑賞者を、自らの限りある時間に宿る無限の可能性に対する気づきへと誘い、刻々と変化する存在に思いを馳せるよう、促すことでしょう。

出展作家

  • [ Untitled #201 ] 2018|スプルース|φ310 x 660 cm
photo: Nobutada Omote
  • [ Untitled #201 ] 2018|スプルース|φ310 x 660 cm
photo: Nobutada Omote
  • [ Untitled #201 ] 2018|スプルース|φ310 x 660 cm
photo: Nobutada Omote
  • [ Untitled #201 ] 2018|スプルース|φ310 x 660 cm
photo: Nobutada Omote
  • [ Untitled #201 ] 2018|スプルース|φ310 x 660 cm
photo: Nobutada Omote
  • [ Untitled #201 ] 2018|スプルース|φ310 x 660 cm
photo: Nobutada Omote
  • [ Untitled #202 ] 2018|ユーカリ|200 x 620 x 25 cm
photo: Nobutada Omote
  • [ Untitled #202 ] 2018|ユーカリ|200 x 620 x 25 cm
photo: Nobutada Omote
  • [ Untitled #202 ] 2018|ユーカリ|200 x 620 x 25 cm
photo: Nobutada Omote
  • [ Untitled #202 ] 2018|ユーカリ|200 x 620 x 25 cm
photo: Nobutada Omote
  • [ Untitled #202 ] 2018|ユーカリ|200 x 620 x 25 cm
photo: Nobutada Omote
  • [ Untitled #202 ] 2018|ユーカリ|200 x 620 x 25 cm
photo: Nobutada Omote

画像をクリックすると、大きなサイズでご覧いただけます。

TOP