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正延正俊 -『MASATOSHI MASANOBU』出版記念展

2018. 01. 09 [tue] - 02. 03 [sat] 11:00〜19:00 ※土曜日17:00まで、日・月 休廊
関連イベント
  • 講演:菅谷富夫(大阪新美術館建設準備室研究主幹)

    01. 09 [tue] 18:00〜19:00

  • レセプション

    01. 09 [tue] 19:00〜20:00

本展について

この度、具体美術協会(具体)会員であった正延正俊(1911-95)の作品集『MASATOSHI MASANOBU』*の出版を記念した個展を開催します。アートコートギャラリーでは、本作品集に所収の論考を日本語訳した冊子を刊行するとともに、1950-70年代の作品を展覧することで、具体参加以前から解散後まで、正延独自の自由な表現を展開する約30年の変遷を辿ります。

“ 外側に見えているものを写すのではなく、内部の精神面を、
間やタッチやリズムやこれ迄にない感覚によってえぐり出す
(波長を合わす)・・・ ”
−−−−−1958年8月、正延の自筆のメモより

戦前より作家活動を始めた正延の絵画は、風景画や静物画が制作の中心であった1940年代から、50年代初めの幾何学形態に分解し再構成された抽象的表現を経て、50年代半ばにかけて豊かなマチエールと量塊性に富んだ画面へと、変化を遂げました。そして具体の活動を通じて独自の絵画を確立し、50年代後半から60年代にはタッチやストロークを集積させた表現に発展していきます。
1953年第一回ゲンビ展出展、1954年具体結成に参加、その後も正延は若手の洋画家によるバベル展や生活造型展への出展など精力的に発表を続け、1965年にはグダイピナコテカ(大阪)で正延の個展が開催されました。パフォーマンスやアクション、新たな素材を取り入れた絵画表現によって広く認知された具体の中で、絵画に内在する問題に対峙し、技法としては油彩画の基本に則った制作を実践し続けた正延の存在は、前衛と呼ばれた具体の集団の幅広さを示すものでもあります。

 “ なまなましい生の実感、その直接的表現としての芸術、又、
  それら一切を内部に秘めてあく迄も静かな世界、生の実感の造形化。 ”
−−−−−1958年12月、自筆のメモより

作品集『MASATOSHI MASANOBU』の中で、美術史家のミン・ティアンポ氏は「正延の作品は戦後の抽象芸術の国際的隆興、具体、そして東アジアの文人の伝統などを包括した複雑な対話の中に存在する」と述べています。
本展では、構成的な抽象画と自作の人体を模した塑像を描いた50年代初めの作品から、グタイピナコテカでの個展出展作、さらには70年代の具体解散後までの作品をご紹介します。広大無辺の空間表現と生の真実感に迫った芸術世界を、どうぞご高覧ください。


* 作品集『MASATOSHI MASANOBU』 2017年、Axel Vervoordt Gallery(ベルギー)より刊行

出展作家

  • [ 作品 ]
1963|油彩、布、板|183.5 x 138 cm
  • [ 作品 ]
1964|油彩、エナメル、カンヴァス|60.6 x 40.9 cm

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