ARTCOURT Gallery

Exhibitions

ACG常設展:竹股桂、星野暁

2014.2.4 [tue] – 2.15 [sat] 11:00~19:00(土曜日は〜17:00) ※日・月・祝 休廊

ACG常設展として、竹股 桂と星野 暁の作品をメインにご紹介します。

《軌跡の器》を主題に、石彫家として知られる竹股は、90年初頭より柿渋に染めた漉紙を素材とする作品制作を並行して手掛けるようになりました。漆の下塗りや平安時代の柿衣、和紙の補強など、柿渋は日本人の生活文化を支えてきた伝統的な天然染料です。竹股は、制作拠点である奈良に伝わる柿渋を用いて、薄い膜状の形を幻想的に提示します。光を透過する柔らかさを持ちながらも、柿渋により強度を増した漉紙は、造形の骨格構造を際立たせます。自然界における生存の厳しさの一面も、その表情からは伝わってくるようです。今回、1992年に“15th International Contemporary Textil Art”(ローザンヌ、スイス)へ出品した大作をはじめ、約5点の作品をご紹介します。

近年海外での発表が続く星野 暁は、70年代後半のデビュー当初より、土と身体との関わりを重視し、黒陶による造形とインスタレーションを手掛けてきました。89年よりスタートさせたシリーズ《Appered Figure》(出現する形象)は、光を吸収する黒色と、低温と燻しによる焼成技法を活かし、新たな秩序が生まれる場としてのカオスを表現しています。土を指で押した凹みと、同時に盛り上がる土との双方によって生み出された表層から生まれた形象が作品として提示され、このシリーズによって星野の黒陶は物質の限界といえるほどまで巨大化していきました。《Appered Figuree》(出現する形象)シリーズより、今回は1991年制作の4点を展示します。

時の経過と集積によって荘厳な気配を留めた《軌跡の器》と《Appered Figuree》をこの機会にぜひご高覧ください。


◆竹股 桂
1953 新潟県生まれ
1976 金沢美術工芸大学美術学科彫刻科卒業

主な個展
2013 羊画廊、新潟
2010 奈良県立図書情報館、奈良
2007 ギャラリー揺、京都
2006 北浜画廊、大阪
2005 楓画廊、新潟 [’03]
2001 奈良倶楽部、奈良
2000 Lads Gallery、大阪
1999 月吠、奈良
1998 AD&A Gallery、Osaka [’94]
1997 Artist Center Grave、Victoriavill、ケベック、カナダ

主なグループ展  
2013 竹股 桂&糸谷淑子による◎展、豊栄地区公民館、新潟/アートスペース上三条、奈良[’12]
2011 木津川アート展、加茂JA倉庫、京都
2010 “飛鳥から奈良へ” 国際彫刻展, 明日香, 奈良
2009 “飛鳥から奈良へ” 国際彫刻展序章, 明日香, 奈良
2008 Scultura Internazionale ad Aglie (招待)、トリノ、イタリア
彫刻の小径 2008「空と 風と 水と」OAP彫刻の小径/アートコートギャラリー、大阪
2006 彫刻の力展、海岸通りギャラリーCASO、大阪
1997 Miniartextil Como、コモ、イタリア [’95-’93]
1993 International Triennal of Mini-textils、アンジェ、フランス
1992 15th International Contemporary Textil Art、ローザンヌ、スイス

彫刻シンポジウム
1997 International Sculpture Symposium、Tuxtra Gtierrez、チアパス、メキシコ
1995 あぶくまストーンコンベンション、飯館、福島
1992 石の道いけだ彫刻シンポジウム、池田、大阪

アーティスト・イン・レジデンス
1997 Art Center GRAVE、Victoriavill、ケベック、カナダ

主なパブリックアート
中之島小学校、新潟 / 西播磨文化会館、兵庫 / 精華町、京都 / 池田市、大阪 / 柏原小学校、大阪 / 鼓坂北小学校、奈良 / Chiapas州立大学、メキシコ / EQMBO、 カナダ/ 南生駒コミュニティセンター、奈良 / 飛鳥中学校、奈良 / 鏡渕小学校、新潟 / くずはTower City、大阪 / 寄足山 生蓮寺、奈良

◆星野 暁
1945 新潟県生まれ
1974-1980 走泥社会員
1979 第5回日本陶芸展にて〈文部大臣賞〉受賞
1981- 国際芸術アカデミー会員
1998 サントリー美術館大賞展’98ー挑むかたちにて〈佐治奨励賞〉受賞
1991-2003 大阪産業大学工学部環境デザイン学科助教授(-1997)・教授(1998-2003)

主な個展
2011 Spiral with Spring Snow 11、Art Amsterdam by G. De witte Voet、オランダ
Spiral with Spring Snow、Museion No.1 Budapest、ハンガリー
2010 Spiral with Spring Snow、Fuguei Tauyuan、Yingge、台湾
2009 Spring Snow 09, G. De witte Voet、Amsterdam、オランダ
2008 Begining Form−met Spiral 08, Yingge Ceramics Museum、台湾
Spring Snow、Frank Lloyd Gallery、サンタモニカ、USA
2007 Begining Form−Spiral 07、Gatov Gallery CSU-Long Beach、カリフォルニア、USA
2006 Begining Form−Spiral、The Museum of Ceramic Art. Alfred University、NY、USA
Begining Form−met Spiral Ⅱ、nancy margolis gallery、NY、USA
2002 黒陶 出現する形象、滋賀県立近代美術館、滋賀
2001 Rain in Ancient Wood-Land and Performance、Victoria & Albert Museum、ロンドン、イギリス
2000 Ancient Wood-Land、Province Museum Voor Moderne Kunst、ベルギー
1999 Reincarnate/Pre -Copernican Mud Ⅱ、Musee Ariana、ジュネーブ、スイス

主なグループ展  
2012 Moon & Sun by Kyoko & Satoru Hoshino、Joan B. Mirviss LTD、NY、USA
2011 Terra-Cotta, Primitive Future、ClayArch Gimhae Museum、韓国
2010 21st International Biennale of Vallauris、Museum of the Ceraic、フランス
2010 Taiwan Ceramics Biennale、Yingge Ceramics Museum、台湾
2009 Material & Image、Witte Zaal、Sint Lucas Visual Art - Gent、ベルギー
    彫刻の小径 2009 “汽水域”/“水面に映る影”、OAP 彫刻の小径/アートコートギャラリー、大阪
2008 星野 暁&佳代子 陶芸展、伊丹市立工芸センター、伊丹
2007 Far East meet West、Galarie Marianne Heller、ハイデルブルグ、ドイツ
2006 TOJI – Avant-garde et tradition du Japon、Musee Sevres、パリ、フランス
Internaional Architectural Ceramic Exhibition、ClayArch Gimhae Museum、韓国
2003 大地の芸術 クレイワーク新世紀、国立国際美術館、大阪

コレクション
京都国立近代美術館 / ファエンツァ国際陶磁美術館(イタリア) / 和歌山県立近代美術館 / ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館(イギリス) / 京都市美術館 / 滋賀県立陶芸の森 / パワーハウスミュージアム(オーストラリア) / 滋賀県立近代美術館 / 岐阜県現代陶芸美術館 / Province Museum voor Modern Kunst-Oostende(ベルギー) / ミネアポリス美術館(USA) / 東京国立近代美術館 / International Ceramic Studio(ハンガリー) / Kerameikmuseum Princesshof(オランダ) / オーストラリア国立ギャラリー

出展作家

竹股 桂
星野 暁