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國府理 展「Parabolic Garden」

2010.11.9 [tue] – 12.4 [sat] 11:00~19:00(土曜日は〜17:00) ※日・月 休廊
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    11.13 [sat] 15:00~17:00 ※終了しました。

本展について

乗り物の形態をモチーフに、近年では植物や生態系そのものを組み合わせた大型彫刻を手掛ける國府理の個展を開催します。

昨年夏よりさらに改良を加えた《Typical biosphere》、パラボラアンテナに降り積もる庭、机上に浮かぶ小さな庭など .... 。
現実世界と入れ子状になり、地表のごくわずかな生活圏で生きる人間の営みを外から眺め、それを支えるエネルギーに対する問いかけを映し出していくインスタレーション『Parabolic Garden(寓話の園)』を発表します。

本展では、陽の光の下では見えないもう一つの世界をほのかな寓話のように物語る「KOKUFUMOBIL」の現在形をご紹介します。

「植物を地面から切り離す」。國府理が近年取り組む作品には、このような意識が共通して見られるようになりました。馴染みある人工物と生きた植物とが一体のものとなり、時には建築物と同等の規模で「誰のものでもない世界」を出現させる彼の作品は、まるで現世の価値観や常識に縛られることなく"地上を漂流して動く庭"。さまざまな動力を併せ持ち、幻想的かつ未来的な風景を喚起して人々を魅了します。

しかし、太陽を利用し地中と私たちの生活圏との間で絶え間ないエネルギー交換をおこなっている植物は、人間の力が及ばない異なる時間の尺度で生きる存在です。自作品のために植物を地面から切り離すという行為は、國府にとって自分を含む人間の愚劣や虚弱をアイロニカルに表現することでもあり、「私たちが文明を築くうえで背負ってしまった業のようなものの構図」を浮かび上がらせる手段でもあり得ます。

日常と僅かに繋がりながらも、非日常的に存在し得る夢の世界を思い描いて...國府は乗り物という無機質な機械から一歩ずつ踏み出し、生の条件と向き合いながら、混迷する現実や社会の中で生きる多様な人間像をも照らし出す作品をつくり続けます。
物質一つ一つの奥に潜む時間やエネルギーにはたらきかけ、見知らぬ人工庭や孤島の姿が実空間に現われる。それら作品(環境)上で次第に変化し、起きていくさまざまな現象は、見る者それぞれの心の眼差しと焦点を結ばれることで、創造され終わることのない世界を感知する術を私たちに伝えようとしているのかもしれません。

出展作家

  • [ よまいの庭 ] 2010
  • [ 砂漠の庭 ] 2010
  • [ 砂漠の庭 ](部分) 2010
  • [ 砂漠の庭 ](部分) 2010
  • [ Parabolic Garden ] 2010
  • [ Parabolic Garden ] 2010
  • [ Typical Biosphere ] 2009 - 2010

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